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ヨハネスブルグの天使たち

宮内悠介

ヨハネスブルグに住む戦災孤児のスティーブとシェリルは、見捨てられた耐久試験場で何年も落下を続ける日本製のホビーロボット・DX9の一体を捕獲しようとするがー泥沼の内戦が続くアフリカの果てで、生き延びる道を模索する少年少女の行く末を描いた表題作、9・11テロの悪夢が甦る「ロワーサイドの幽霊たち」、アフガニスタンを放浪する日本人が“密室殺人”の謎を追う「ジャララバードの兵士たち」など、国境を超えて普及した日本製の玩具人形を媒介に人間の業と本質に迫り、国家・民族・宗教・戦争・言語の意味を問い直す連作5篇。才気煥発の新鋭作家による第2短篇集。

宮内悠介

宮内 悠介(みやうち ゆうすけ、1979年1月18日 - )は、日本の小説家・SF作家。日本SF作家クラブ会員。日本推理作家協会会員。 == 経歴 == 東京都生まれ。4歳から11歳まで1992年までニューヨークに在住。早稲田大学高等学院、早稲田大学第一文学部英文科卒業。在学中はワセダミステリクラブに所属。卒業後はインド、アフガニスタンを放浪。
誕生(1979-01-18) 1979年1月18日(41歳) 日本・東京都
職業小説家
言語日本語
最終学歴早稲田大学第一文学部卒業
ジャンルSF
代表作『盤上の夜』(2012年間)『カブールの園』(2017年)
主な受賞歴第1回創元SF短編賞山田正紀賞第33回日本SF大賞第38回吉川英治文学新
デビュー作『盤上の夜』
配偶者Pippo(近代詩の伝道師)