けがれなき酒のへど
西村賢太
十代半ばにして人生に躓き、二十代で本格的に路頭に迷い、三十代では風格さえ漂う底辺人間となった北町貫多。酒を飲めば嫌われる。女への情愛は狂気に化ける。だが、彼が望んでいたのは人並みのささやかな幸せだけだったー。十六歳で初の馘首を経験して以降三十年余りにわたる、刮目すべき全力の迷走。持て余す自意識の蠢動を描く、私小説六篇。
誕生 | (1967-07-12) 1967年7月12日(53歳) 日本・東京都江 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 中卒 |
活動期間 | 2004年 - |
ジャンル | 私小説・随筆 |
代表作 | 『暗渠の宿』(2006年)『苦役列車』(2010年) |
主な受賞歴 | 野間文芸新人賞(2007年)芥川龍之介賞(2011年) |
デビュー作 | 『けがれなき酒のへど』(2004年) |