人もいない春
西村 賢太
小さいころから執念深く、生来の根がまるで歪み根性にできている北町貫多。中卒で家を飛びだして以来、流転の日々を送る貫多は、長い年月を経てても人とうまく付き合うことができない。アルバイト先の上司やそこで出会った大学生、一方的に見初めたウエイトレス、そして唯一同棲をした秋恵…。一時の交情を覆し、自ら関係破壊を繰り返す貫多の孤独。芥川賞受賞作『苦役列車』へと連なる破滅型私小説集、待望の文庫化。
誕生 | (1967-07-12) 1967年7月12日(53歳) 日本・東京都江 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 中卒 |
活動期間 | 2004年 - |
ジャンル | 私小説・随筆 |
代表作 | 『暗渠の宿』(2006年)『苦役列車』(2010年) |
主な受賞歴 | 野間文芸新人賞(2007年)芥川龍之介賞(2011年) |
デビュー作 | 『けがれなき酒のへど』(2004年) |