壺中に天あり獣あり
金子 薫
言葉を紡ぎ、世界を作り出すとは、どういうことなのか。無限の迷宮を彷徨い続ける青年・光。どんなに歩いても、螺旋階段が上下に伸び、廊下が一直線に続くばかりだ。ある時、迷宮の中にホテルが建っているのを発見した光は、その支配人となり、客を呼び込むポスターを貼るため、再び迷宮へと足を踏み入れる。迷宮の中の玩具屋で働く女性・言海は、ポスターを見て、ブリキの動物たちを連れてホテルを目指すー。若き才能による大胆で緻密な野間文芸新人賞受賞後第一作。
誕生 | (1990-05-16) 1990年5月16日(30歳) 日本 神奈川県 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 慶應義塾大学文学部仏文学専攻 |
主な受賞歴 | 第51回文藝賞(2014年)第40回野間文芸新人賞(2018年) |
デビュー作 | 「アルタッドに捧ぐ」 |