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本をめぐる物語 栞は夢をみる

大島 真寿美/柴崎 友香

地図にない本屋と聞いて、カノさんの本屋だと思った。ときどきしか行けない、その日しか存在しない本屋を作りたいと言っていたのだ。ショップカードの番地は「1-7-水曜日」、間違いない(「水曜日になれば(よくある話)」)。ほか、沖縄の古書店で自分と同姓同名の記述を見つけた女性、宇宙船に一冊だけ残された貴重な地球の紙の本を持つ少年などを描く、人気作家たちが紡ぐ様々な「本をめぐる物語」。本から広がる不思議な世界8編。

大島 真寿美/柴崎 友香

柴崎 友香(しばさき ともか、本名同じ、1973年10月20日 - )は、日本の小説家。 == 経歴 == 大阪府大阪市大正区出身。大阪府立市岡高等学校、大阪府立大学総合科学部国際文化コース人文地理学専攻卒業。 母は広島県呉市の出身で、祖父は『わたしがいなかった街で』に書かれた通り、広島市の原爆ドーム近くのホテルでコックとして働き、原爆投下の直前、呉市に移り難を逃れ、後に大阪に出た。『わたしがいなかった街で』に出てくる「赤い橋」は音戸大橋を指す。 小学校4年生の国語の教科書で、"たった三行でわたしに小説を書き続けるエネルギーをくれたのはジャン・コクトーの「シャボン玉」という詩だった"という。高校時代から小説を書き始める。大学卒業後は4年ほど機械メーカーでOLとして勤めた。
誕生(1973-10-20) 1973年10月20日(47歳) 日本・大阪府
職業小説家
言語日本語
最終学歴大阪府立大学総合科学部
活動期間1999年 -
ジャンル小説、随筆
代表作『その街の今は』(2006年)『春の庭』(2014年)
主な受賞歴咲くやこの花賞(2006年)織田作之助賞大賞(2006年)芸術選奨新人賞
デビュー作「レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー」(1999年)
配偶者独身[1]
公式サイト小説家:柴崎友香オフィシャルサイト