西行花伝改版
辻邦生
花も鳥も風も月もー森羅万象が、お慕いしてやまぬ女院のお姿。なればこそ北面の勤めも捨て、浮島の俗世を出離した。笑む花を、歌う鳥を、物ぐるおしさもろともに、ひしと心に抱かんがために…。高貴なる世界に吹きかよう乱気流のさなか、権能・武力の現実とせめぎ合う“美”に身を置き通した行動の歌人。流麗雄偉なその生涯を、多彩な音色で唱いあげる交響絵巻。谷崎潤一郎賞受賞。
誕生 | 1925年9月24日 日本・東京市本郷区 |
死没 | (1999-07-29) 1999年7月29日(73歳没) 日本・長野県 |
墓地 | 多磨霊園 |
職業 | 小説家・仏文学者 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 修士(文学) |
最終学歴 | 東京大学大学院仏文科 |
活動期間 | 1963年 - 1999年 |
ジャンル | 小説・随筆・評論 |
代表作 | 『廻廊にて』 (1963年)『夏の砦』(1966年)『安土往還記』 (1 |
主な受賞歴 | 近代文学賞(1963年)芸術選奨新人賞(1969年)毎日芸術賞(1973 |
デビュー作 | 『廻廊にて』(1963年) |