翔べ麒麟(下)
辻原登
玄宗側近の楊国忠に賄賂が流れ込む。国難を憂えた朝衡、すなわち阿倍仲麻呂は、密かに楊貴妃暗殺計画を練るが、真備は冊封体制下に入ることと引替に、玄宗から新羅への不干渉と、天皇号承認を引き出す。揺れ動く国情、戦いの予感。一方、冊封使となった朝衡は実に三十七年ぶりに帰国することになり、鑑真の渡海に手を貸すが遭難、唐に舞い戻ると、安禄山が謀反を起こしー。近衛兵となった真幸の運命は?歴史活劇の白眉。1999年読売文学賞受賞作。
誕生 | 村上 博(むらかみ ひろし) (1945-12-15) 1945年12月 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 専門士 |
最終学歴 | 文化学院専門課程 |
活動期間 | 1985年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『村の名前』(1990年)『飛べ麒麟』(1998年)『遊動亭円木』(19 |
主な受賞歴 | 芥川龍之介賞(1990年)読売文学賞(1999年)谷崎潤一郎賞(2000 |
デビュー作 | 『犬かけて』(1985年) |