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科学する心

池澤 夏樹

大学で物理学科に籍を置いたこともある著者は、これまでも折に触れ、自らの作品に科学的題材を織り込んできた。いわば「科学する心」とでも呼ぶべきものを持ち続けた作家が、最先端の人工知能から、進化論、永遠と無限、失われつつある日常の科学などを、「文学的まなざし」を保ちつつ考察する科学エッセイ。

池澤 夏樹

池澤 夏樹(いけざわ なつき、1945年7月7日 - )は、日本の小説家、詩人。翻訳、書評も手がける。日本芸術院会員。 文明や日本についての考察を基調にした小説や随筆を発表している。翻訳は、ギリシア現代詩からアメリカ現代小説など幅広く手がけている。 各地へ旅をしたことが大学時代に専攻した物理学と併せて、池澤の作品の特徴となる。また、詩が小説に先行していることも、その文章に大きな影響を与えている。 声優の池澤春菜は娘。
誕生福永 夏樹(ふくなが なつき) (1945-07-07) 1945年7月
職業小説家・詩人
言語日本語
国籍日本
最終学歴埼玉大学理工学部中退
活動期間1984年 - (作家として)
ジャンル小説・詩・随筆
代表作『スティル・ライフ』(1987年)『マシアス・ギリの失脚』(1993年)
主な受賞歴中央公論新人賞(1987年)芥川龍之介賞(1988年)小学館文学賞(19
デビュー作『夏の朝の成層圏』(1984年)
子供4人池澤春菜
親族福永武彦(父)原條あき子(母)
公式サイト公式ウェブサイト