真昼のプリニウス
池澤夏樹
私はここまで来た。この山に、この身に、この心に、何が起こるかを見に来たー。浅間山頂の景観のなかに、待望のその時は近づきつつある。古代ローマの博物学者プリニウスのように、噴火で生命を失うことがあるとしても、世界の存在そのものを見極めるために火口に佇む女性火山学者。誠実に世界と向きあう人間の意識の変容を追って、新しい小説の可能性を示す名作。
誕生 | 福永 夏樹(ふくなが なつき) (1945-07-07) 1945年7月 |
職業 | 小説家・詩人 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 埼玉大学理工学部中退 |
活動期間 | 1984年 - (作家として) |
ジャンル | 小説・詩・随筆 |
代表作 | 『スティル・ライフ』(1987年)『マシアス・ギリの失脚』(1993年) |
主な受賞歴 | 中央公論新人賞(1987年)芥川龍之介賞(1988年)小学館文学賞(19 |
デビュー作 | 『夏の朝の成層圏』(1984年) |
子供 | 4人池澤春菜 |
親族 | 福永武彦(父)原條あき子(母) |
公式サイト | 公式ウェブサイト |