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泣かない子供

江國 香織

子供から少女へ、少女から女へ…時を飛び越えて浮かんでは留まる遠近の記憶、あやふやに揺れる季節の中でも変わらぬ周囲へのまなざし。父の小言、しっかり者の妹、本への愛着、かけがえのない風景、せつない想いー。少女の中に棲む女性と女の中に潜む少女性、虚と実のあいだに広がった、こだわりの時間を柔らかにせつなく描いたエッセイ集。

江國 香織

江國 香織(えくに かおり、1964年3月21日 - )は、日本の小説家、児童文学作家、翻訳家、詩人。 1987年の『草之丞の話』で童話作家として出発、『きらきらひかる』『落下する夕方』『神様のボート』などの小説作品で人気を得る。2004年、『号泣する準備はできていた』で直木賞受賞。詩作のほか、海外の絵本の翻訳も多数。父はエッセイストの江國滋。 == 来歴 == 東京都世田谷区出身。出生地は東京都新宿区。順心女子学園(現広尾学園中学校・高等学校)、目白学園女子短期大学国文学科卒業。
誕生(1964-03-21) 1964年3月21日(56歳)[1] 日本・東
職業小説家、翻訳家、詩人
国籍日本
活動期間1985年 -
ジャンル小説
代表作『きらきらひかる』(1991年)『落下する夕方』(1996年)『号泣する
主な受賞歴産経児童出版文化賞(1991年)坪田譲治文学賞(1991年)紫式部文学賞
親族父:江國滋