ぬるい眠り
江國香織
半年間同棲していた耕介と別れても、雛子は冷静でいられるはずだった。だが、高校生のトオルとつきあっていても、耕介への想いはじわじわと膨らんでゆく。雛子は、大学四年の夏、かけがえのない恋を葬った(表題作)。新聞の死亡欄を見て、見知らぬ人の葬式に参列する風変わりな夫妻を描く佳編、『きらきらひかる』の十年後を綴る好編など全九編。著者の魅力を凝縮した贅沢なオリジナル短編集。
誕生 | (1964-03-21) 1964年3月21日(56歳)[1] 日本・東 |
職業 | 小説家、翻訳家、詩人 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1985年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『きらきらひかる』(1991年)『落下する夕方』(1996年)『号泣する |
主な受賞歴 | 産経児童出版文化賞(1991年)坪田譲治文学賞(1991年)紫式部文学賞 |
親族 | 父:江國滋 |