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野の春

宮本 輝

自らの父をモデルにした松坂熊吾の波瀾の人生を、戦後日本を背景に描く自伝的大河小説「流転の海」。昭和四十二年、熊吾が五十歳で授かった息子・伸仁は二十歳の誕生日を迎える。「俺はこの子が二十歳になるまでは絶対に死なん」そう誓った熊吾の、大願成就の日を家族三人で祝うが…。熊吾の人生の最期には、何が待ち受けていたのか。妻の房江は、伸仁はどう生きていくのか。そして、幸せとは、宿命とは何だろうか。時代を超えて読み継がれる大河巨篇、完結。

宮本 輝

宮本 輝(みやもと てる、1947年(昭和22年)3月6日 - )は、日本の小説家。本名は宮本正仁。兵庫県神戸市に生まれる。後、愛媛県、大阪府、富山県に転居。関西大倉中学校・高等学校、追手門学院大学文学部卒業。 == 経歴・人物 == 1947年(昭和22年)、自動車部品を扱う事業を手掛けていた宮本熊市の長男として生まれる。1952年(昭和27年)に大阪のキリスト教系の幼稚園に入園するが、半年ほどで退園。その後、大阪市立曽根崎小学校に入学。
誕生宮本 正仁(みやもと まさひと) (1947-03-06) 1947年3
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育文学士
最終学歴追手門学院大学文学部
活動期間1977年 -
ジャンル小説・随筆
代表作『泥の河』(1977年)『螢川』(1977年)『道頓堀川』(1978年)
主な受賞歴太宰治賞(1977年)芥川龍之介賞(1978年)吉川英治文学賞(1987
デビュー作『泥の河』(1977年)