cover

テティスの逆鱗

唯川 恵

華やかな美貌で売る女優、出産前の身体に戻りたい主婦、完璧な男との結婚をねらうキャバ嬢、そして、独自の美を求め続ける資産家令嬢。美容整形に通い詰める四人はやがて「触れてはならない何か」に近づいてゆくー。終わりなき欲望を解き放った女たちが踏み込んだ戦慄の風景を、深くリアルに描く傑作長編!

唯川 恵

唯川 恵(ゆいかわ けい、1955年2月1日 - )は、日本の小説家である。本名は宮武泰子。 == 来歴・人物 == 石川県金沢市桜町に生まれ、金沢市立兼六中学校、石川県立金沢錦丘高等学校を経て、金沢女子短期大学(現金沢学院短期大学)を卒業。その後地元の銀行に就職し、短大専攻が情報処理だったので、コンピュータルームに配属され、10年のOL生活を経験する。25、6歳からいろんな習い事などをするが、どれも長続きせず、続けていた日記から小説を書いてみようという気になったという。小唄、スキーは趣味としての記載があり、バイクも作品を書いた関係で、後に免許を取得している。 1984年、29歳の時に『海色の午後』で集英社第3回コバルト・ノベル大賞を受賞し、作家デビューする。ペンネームの唯川恵は、母が若い時映画雑誌に投稿した折のペンネーム「行川奎」(ゆいかわ けい)からとったもの。
誕生宮武泰子 (1955-02-01) 1955年2月1日(65歳) 石川県
職業小説家・随筆家
言語日本語
国籍日本
最終学歴金沢女子短期大学
活動期間1984年 -
ジャンル少女小説、恋愛小説
代表作『肩ごしの恋人』
主な受賞歴コバルト・ノベル大賞(1984年)直木三十五賞(2001年)柴田錬三郎賞
デビュー作『海色の午後』
配偶者あり