霧の旗41刷改版
松本清張
殺人容疑で捕えられ、死刑の判決を受けた兄の無罪を信じて、柳田桐子は九州から上京した。彼女は高名な弁護士大塚欽三に調査を懇願するが、すげなく断わられる。兄は汚名を着たまま獄死し、桐子の大塚弁護士に対する執拗な復讐が始まる…。それぞれに影の部分を持ち、孤絶化した状況に生きる現代人にとって、法と裁判制度は何か?を問い、その限界を鋭く指摘した野心作である。
誕生 | 松本 清張(まつもと きよはる)1909年12月21日[注釈 1] 日本 |
死没 | (1992-08-04) 1992年8月4日(82歳没) 日本 東京都新 |
墓地 | 富士見台霊園 |
職業 | 作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 板櫃尋常高等小学校卒業 |
活動期間 | 1950年 - 1992年 |
ジャンル | 現代小説、推理小説歴史・時代小説近現代史、古代史[注釈 3] |
代表作 | 小説『或る「小倉日記」伝』(1952年)『点と線』(1958年)『眼の壁 |
主な受賞歴 | 芥川龍之介賞(1953年)日本探偵作家クラブ賞(1956年)文藝春秋読者 |
デビュー作 | 『西郷札』 |
親族 | 松本峯太郎(父)岡田タニ(母) |
公式サイト | 北九州市立松本清張記念館 |