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猫とアリス

芦原すなお

わたしが「青蛇」と呼ぶ、どこか心惹かれる男との最初の出会いーそれは、元教え子の女性が亡くなった事件を調べてほしいという、さえない男性教師からの依頼がきっかけだった。亡き夫が遺した探偵事務所に持ち込まれる、一筋縄ではいかない依頼の数々。『雪のマズルカ』から、さらに切れ味と凄みを増した女私立探偵・笹野里子の活躍。直木賞作家・芦原すなお渾身の連作短編集。

芦原すなお

芦原 すなお(あしはら すなお、1949年9月13日 -)は、日本の作家。本名 蔦原 直昭(つたはら なおあき)。 == 来歴・人物 == 香川県観音寺市出身。香川県立観音寺第一高等学校、早稲田大学第一文学部独文科卒業。 小学校の教員をしていた実父が、子供たちのために買ってくれた世界少年少女文学全集が文学に親しむきっかけとなった。小、中学で全巻を読破する。物語一つ一つがおもしろくて、まるで魔法にかけられたかのようだった。いずれ自分も魔法を使う側になりたい、そのうちいつか自分も物語を書くだろうと思っていたという。
誕生蔦原 直昭 (1949-09-13) 1949年9月13日(71歳)香川
職業小説家
国籍日本
活動期間1986年 -
ジャンル小説
代表作『青春デンデケデケデケ』(1990年)
主な受賞歴文藝賞(1990年)直木三十五賞(1991年)
デビュー作『スサノオ自伝』(1986年)