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闇から招く声

高橋克彦

盛岡で古書店を営む結城恒一郎の姪・怜の意識の中には、交通事故をきっかけに甦った江戸時代の天才人形師・泉目吉が棲んでいる。恒一郎は怜はお化け屋敷で本物の死骸を発見。外に出た二人は、盛岡に移住するという進藤とその息子・正也を紹介された。帰り際、二人はまたも切断された人間の手首を発見。続いて紙袋に入った犬の生首に出くわすのだが…。意想外の着想から生み出された稀代の人気キャラクター・泉目吉が対峙する連続猟奇殺人事件。シリーズ最高のホラー・サスペンス。

高橋克彦

高橋 克彦(たかはし かつひこ、1947年8月6日 -)は、日本の小説家。 岩手県釜石市生まれ、盛岡市在住。岩手中学校・高等学校を経て早稲田大学商学部卒業。盛岡藩の御殿医の家系で開業医の家庭に育ち、医学部受験の経験がある。父は医師の高橋又郎(2002年没)。エッセイストの高橋喜平と、「どろ亀さん」の愛称で親しまれた東大名誉教授の高橋延清は伯父にあたる。 == 経歴 == 高校生時代にヨーロッパに長期旅行して、ビートルズに会った最初の日本人となった。また、その旅行中に交通事故を起こして旅費の大半を失うという経験をする。
誕生(1947-08-06) 1947年8月6日(73歳)岩手県釜石市
職業小説家
国籍日本
活動期間1983年 -
ジャンル推理小説、時代小説
代表作『写楽殺人事件』(1983年)『緋い記憶』(1991年)『火怨』(199
主な受賞歴江戸川乱歩賞(1983年)吉川英治文学新人賞(1986年)日本推理作家協
デビュー作写楽殺人事件
親族高橋喜平(伯父)高橋延清(伯父)