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ドールズ

高橋克彦

季節外れの大雪に見舞われた盛岡で、夜間、7歳の少女がひき逃げに遭った。はねられたのは、喫茶店「ドールズ」の経営者である月岡真司の娘・怜。彼女は言葉を失い、一方で“人形”に異様な関心を示しだす。喫煙をはじめとする怜の信じがたい奇矯な行動。さらに医学の常識をこえた不可解な症状が彼女の肉体を襲う。少女の心の闇に何がひそんでいるのか。

高橋克彦

高橋 克彦(たかはし かつひこ、1947年8月6日 -)は、日本の小説家。 岩手県釜石市生まれ、盛岡市在住。岩手中学校・高等学校を経て早稲田大学商学部卒業。盛岡藩の御殿医の家系で開業医の家庭に育ち、医学部受験の経験がある。父は医師の高橋又郎(2002年没)。エッセイストの高橋喜平と、「どろ亀さん」の愛称で親しまれた東大名誉教授の高橋延清は伯父にあたる。 == 経歴 == 高校生時代にヨーロッパに長期旅行して、ビートルズに会った最初の日本人となった。また、その旅行中に交通事故を起こして旅費の大半を失うという経験をする。
誕生(1947-08-06) 1947年8月6日(73歳)岩手県釜石市
職業小説家
国籍日本
活動期間1983年 -
ジャンル推理小説、時代小説
代表作『写楽殺人事件』(1983年)『緋い記憶』(1991年)『火怨』(199
主な受賞歴江戸川乱歩賞(1983年)吉川英治文学新人賞(1986年)日本推理作家協
デビュー作写楽殺人事件
親族高橋喜平(伯父)高橋延清(伯父)