巨眼の男西郷隆盛(1)
津本陽
黒船の来航以来、世情は混迷を深めるばかり。薩摩はいち早く財政を再建し、雄藩としての地歩を固めていた。幕政改革の舵取りを期待された英明の藩主・島津斉彬に見出され、西郷吉之助(隆盛)は下級武士ながら国事に奔走。だが、斉彬が急逝し、守旧化する藩論。そして吹き荒れる安政の大嶽の嵐。西郷は奄美大島での隠棲を強いられていた。維新最大の功労者、波瀾の半生を描く大河歴史小説第1巻。
誕生 | 津本 寅吉 (1929-03-23) 1929年3月23日和歌山県和歌山 |
死没 | (2018-05-26) 2018年5月26日(89歳没)東京都文京区 |
職業 | 小説家 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1966年 - 2018年 |
代表作 | 『深重の海』『下天は夢か』 |
主な受賞歴 | 直木三十五賞(1978年)吉川英治文学賞(1995年)紫綬褒章(1997 |
デビュー作 | 『丘の家』 |