人生を逆転させた男・高橋是清
津本陽
留学先の米国で奴隷同様の扱いを受けながら、首相にまで上り詰めた男がいた。教師、官吏、相場師、銀行員と様々な職を経験し、失敗を繰り返しながらも、性来の楽天主義と自学自得の精神で、日銀総裁、大蔵大臣、首相となった高橋是清。世界恐慌、日露戦争の戦費調達など、大国を相手に国家の誇りを捨てず堂々と渡り合い、幾度も日本の危機を救った男の生涯に迫った力作評伝。
誕生 | 津本 寅吉 (1929-03-23) 1929年3月23日和歌山県和歌山 |
死没 | (2018-05-26) 2018年5月26日(89歳没)東京都文京区 |
職業 | 小説家 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1966年 - 2018年 |
代表作 | 『深重の海』『下天は夢か』 |
主な受賞歴 | 直木三十五賞(1978年)吉川英治文学賞(1995年)紫綬褒章(1997 |
デビュー作 | 『丘の家』 |