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日本SF傑作選6 半村良 わがふるさとは黄泉の国/戦国自衛隊

半村 良/日下 三蔵

現代日本SF第一世代作家6人の傑作選を日下三蔵の編集により刊行するシリーズ。第1期完結篇の第6弾は、『産霊山秘録』『妖星伝』などの伝奇SFで知られる半村良。長篇『石の血脈』の原型たる「赤い酒場を訪れたまえ」や「わがふるさとは黄泉の国」など、日常の影に蠢く別世界を幻想味溢れる筆致で描いた初期作品や、過去へ跳ばされた自衛隊の壮絶な運命を描いた『戦国自衛隊』など、卓越した語りの全12篇を収録。

半村 良/日下 三蔵

半村 良(はんむら りょう、1933年10月27日 - 2002年3月4日)は、日本の小説家。 男性。本名、清野 平太郎(きよの へいたろう)。 == 経歴 == 東京市(現東京都)葛飾区生まれ。小学1年生の時に父・清野茂を失う。1942年から1945年まで石川県能登地方に疎開していた。東京都立両国高等学校を卒業後、連込み宿の番頭やキャバレーのバーテンなど30近い職業を転々とした。広告代理店に勤務していた時代にはニッポン放送と密接な関係を持ち、5代目月の家圓鏡(後の8代目橘家圓蔵)をラジオパーソナリティとして発掘した。
誕生清野 平太郎1933年10月27日東京都葛飾区
死没(2002-03-04) 2002年3月4日(68歳没)東京都渋谷区
職業小説家
国籍日本
活動期間1962年 - 2002年
代表作『戦国自衛隊』『太陽の世界』
主な受賞歴星雲賞(1972年)泉鏡花文学賞(1973年)直木賞(1975年)日本S
デビュー作『収穫』(1962年)