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小説 浅草案内

半村 良

粋なやつ、不器用なやつ、土地っ子、よそ者…、色とりどりの人間模様が見られる東京浅草。その奥深さに、作家自らも吸い寄せられてゆくかのように書かれた連作小説全12話。SFから時代小説まで幅広い作品を残した半村良。彼が愛した昭和末年の浅草を舞台に、なさけ、酒、色恋を実際の風物を織り交ぜながら描いた人情小説の最高傑作。

半村 良

半村 良(はんむら りょう、1933年10月27日 - 2002年3月4日)は、日本の小説家。 男性。本名、清野 平太郎(きよの へいたろう)。 == 経歴 == 東京市(現東京都)葛飾区生まれ。小学1年生の時に父・清野茂を失う。1942年から1945年まで石川県能登地方に疎開していた。東京都立両国高等学校を卒業後、連込み宿の番頭やキャバレーのバーテンなど30近い職業を転々とした。広告代理店に勤務していた時代にはニッポン放送と密接な関係を持ち、5代目月の家圓鏡(後の8代目橘家圓蔵)をラジオパーソナリティとして発掘した。
誕生清野 平太郎1933年10月27日東京都葛飾区
死没(2002-03-04) 2002年3月4日(68歳没)東京都渋谷区
職業小説家
国籍日本
活動期間1962年 - 2002年
代表作『戦国自衛隊』『太陽の世界』
主な受賞歴星雲賞(1972年)泉鏡花文学賞(1973年)直木賞(1975年)日本S
デビュー作『収穫』(1962年)