マルクスの逆襲
三田誠広
かつてマルクスは、一つの世代を丸ごとかかえ込むほどのブームを巻き起こした。しかし、その後は過去の遺物と化し、社会主義国家もすでにほぼ崩壊している。だが今、資本主義もまた行き詰まりを迎え、日本でも格差が拡大し、社会のなかに自分を位置づけて生きがいを感じることが、難しくなってきている。マルクスが仕掛けた謎を考える意味は、むしろ高まってきているのだ。時代の熱狂を体験した作家が、現代日本の再生に向けて、マルクスの謎を読み解く。
誕生 | (1948-06-18) 1948年6月18日(72歳) 日本大阪府大阪 |
職業 | 小説家・大学教授 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 文学士 |
最終学歴 | 早稲田大学第一文学部演劇専修 |
活動期間 | 1966年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『僕って何』(1977年)『いちご同盟』(1990年)『地に火を放つ者/ |
主な受賞歴 | 芥川龍之介賞(1977年) |
デビュー作 | 『Mの世界』 |