定家明月記私抄
堀田善衛
紅旗征戎吾ガ事ニ非ズー源平争闘し、群盗放火横行し、天変地異また頻発した、平安末期から鎌倉初期の大動乱の世に、妖艶な「夢の浮橋」を架けた藤原定家。彼の五十六年にわたる、難解にして厖大な漢文日記『明月記』をしなやかに読み解き、美の使徒定家を、乱世に生きる二流貴族としての苦渋に満ちた実生活者像と重ねてとらえつつ、この転換期の時代の異様な風貌を浮彫りにする名著。本篇は定家四十八歳まで。
誕生 | 1918年7月7日 日本・富山県高岡市 |
死没 | (1998-09-05) 1998年9月5日(80歳没) 日本・神奈川県 |
墓地 | 東慶寺 |
職業 | 小説家評論家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 学士(文学) |
最終学歴 | 慶應義塾大学仏文科 |
活動期間 | 1948年 - 1998年 |
ジャンル | 小説評論 |
文学活動 | 第二次戦後派 |
代表作 | 『広場の孤独』(1951年)『時間』(1953年)『海鳴りの底から』(1 |
主な受賞歴 | 芥川龍之介賞(1952年)毎日出版文化賞(1971年)大佛次郎賞(197 |
デビュー作 | 『祖国喪失』(1948~1950)『広場の孤独』(1951年) |
配偶者 | 堀田玲子(妻) |