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彼女がその名を知らない鳥たち

沼田まほかる

八年前に別れた黒崎を忘れられない十和子は、淋しさから十五歳上の男・陣治と暮らし始める。下品で、貧相で、地位もお金もない陣治。彼を激しく嫌悪しながらも離れられない十和子。そんな二人の暮らしを刑事の訪問が脅かす。「黒崎が行方不明だ」と知らされた十和子は、陣治が黒崎を殺したのではないかと疑い始めるが…。衝撃の長編ミステリ。

沼田まほかる

沼田 まほかる(ぬまた まほかる、1948年 - )は、日本の小説家。女性。大阪府出身、奈良県在住。 == 経歴 == 大阪府の寺に生まれる。1985年4月より大阪文学学校昼間部に学び、在籍中には小説作品(40枚)で大阪文学学校賞も受賞した。 若くして結婚し主婦をするが、堺の母方祖父の跡継ぎを頼まれ、夫がその住職となる。その後離婚、得度して自身が僧侶となる。40代半ばで知人と建設コンサルタント会社を創設するが10年ほどで倒産する。
誕生1948年大阪府
職業小説家
国籍日本
活動期間2005年 -
代表作『九月が永遠に続けば』
主な受賞歴ホラーサスペンス大賞(2004年)大藪春彦賞(2012年)
デビュー作「九月が永遠に続けば」