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賢者はベンチで思索する

近藤 史恵

ファミレスでバイトをしているフリーターの久里子。常連にはいつも同じ窓際の席で何時間も粘る国枝という名の老人がいた。近所で毒入りの犬の餌がまかれる事件が連続して起こり、久里子の愛犬アンも誤ってその餌を食べてしまう。犯人は一体誰なのか?事件解決に乗り出したのは、意外なことに国枝老人だった。

近藤 史恵

近藤 史恵(こんどう ふみえ、1969年5月20日 -)は日本の推理作家、小説家。 == 略歴 == 大阪府出身。大阪芸術大学文芸学科卒業後、1993年『凍える島』で第4回鮎川哲也賞を受賞し、デビューする。2006年より、母校の大阪芸術大学文芸学科客員准教授に就任。 2008年、『サクリファイス』で第10回大藪春彦賞受賞。 大学時代、歌舞伎の研究をしており、『ねむりねずみ』『桜姫』『二人道成寺』など歌舞伎を題材にした作品が多い。塚本邦雄や寺山修司などの現代短歌にも傾倒していたという。 女流ミステリ作家として知られているが、恋愛小説やスポーツ小説、コーエーの女性向け恋愛シミュレーションゲーム「遙かなる時空の中で」のノベライズなども手がける。
誕生(1969-05-20) 1969年5月20日(51歳)大阪府
職業小説家
国籍日本
活動期間1993年 -
ジャンルミステリー、恋愛小説
代表作『凍える島』『サクリファイス』
主な受賞歴鮎川哲也賞(1993年)大藪春彦賞(2008年)
デビュー作『凍える島』
公式サイトむくいぬ屋仮宅