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今日も町の隅で

小野寺 史宜

同級生の長野くんに誘われて野球観戦に来た愛里。二人の前には大声でヤジを飛ばす男がいて…。(「梅雨明けヤジオ」)。バンドでリードギターを降格された悠太が初デートで訪れたのは“ツリー”ではなく“タワー”だった。(「逆にタワー」)。思いもよらない偶然を重ねて出会った駿作と那美は、その時が来るのを待つ。(「君を待つ」)。ほか、全10編。

小野寺 史宜

小野寺 史宜(おのでら ふみのり、1968年 - )は、日本の小説家。千葉県生まれ。千葉市立真砂第三小学校卒業。千葉市立真砂第一中学校卒業。千葉市立稲毛高等学校卒業。法政大学文学部英文学科卒業。 2006年、短編「裏へ走り蹴り込め」で第86回オール讀物新人賞を受賞(乾ルカと同時受賞)。2008年、『ROCKER』でポプラ社主催の第3回ポプラ社小説大賞優秀賞を受賞し同作で単行本デビュー。