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天国はまだ遠く

瀬尾まいこ

仕事も人間関係もうまくいかず、毎日辛くて息が詰りそう。23歳の千鶴は、会社を辞めて死ぬつもりだった。辿り着いた山奥の民宿で、睡眠薬を飲むのだが、死に切れなかった。自殺を諦めた彼女は、民宿の田村さんの大雑把な優しさに癒されていく。大らかな村人や大自然に囲まれた充足した日々。だが、千鶴は気づいてしまう、自分の居場所がここにないことに。心にしみる清爽な旅立ちの物語。

瀬尾まいこ

瀬尾 まいこ(せお まいこ、1974年1月16日 - )は、日本の小説家。 == 経歴・人物 == 大阪府大阪市生まれ。奈良県奈良市在住。大谷女子大学文学部国文学科を卒業する。中学校国語講師を9年務めた後、2004年に教員採用試験に合格。2005年から2011年に退職するまでは中学校で国語教諭として勤務する傍ら執筆活動を行なっていた。本名は瀬尾麻衣子。自身の中学校勤務をもとにしたエッセイも執筆している。
誕生(1974-01-16) 1974年1月16日(46歳) 日本・大阪府大
職業小説家
言語日本語
最終学歴大谷女子大学文学部国文学科卒業
活動期間2002年 -
ジャンル小説
主な受賞歴本屋大賞(2019年)
デビュー作『卵の緒』