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麒麟児

冲方 丁

慶応四年三月。鳥羽・伏見の戦いで幕府軍を打ち破った官軍は、徳川慶喜追討令を受け、江戸に迫りつつあった。軍事取扱の勝海舟は、五万の大軍を率いる西郷隆盛との和議交渉に挑みための決死の策を練っていた。江戸の町を業火で包み、焼き尽くす「焦土戦術」を切り札として。和議交渉を実現するため、勝は西郷への手紙を山岡鉄太郎と益満休之助に託す。二人は敵中を突破して西郷に面会し、非戦の条件を持ち帰った。だが徳川方の結論は、降伏条件を「何一つ受け入れない」というものだった。三月十四日、運命の日、死を覚悟して西郷と対峙する勝。命がけの「秘策」は発動するのかー。
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冲方 丁

冲方 丁(うぶかた とう、1977年2月14日 - )は、日本の小説家、脚本家。日本SF作家クラブ会員。 == 概要 == 1977年、岐阜県各務原市生まれ。4歳から9歳までシンガポール、10歳から14歳までネパールで過ごす。その後、埼玉県立川越高等学校に入学。1996年、早稲田大学在学中に『黒い季節』で角川スニーカー大賞金賞を受賞し小説家デビュー。早稲田大学第一文学部中退。小説のみならずメディアを限定せず幅広く活動を展開する。
誕生(1977-02-14) 1977年2月14日(43歳) 日本 岐阜県各
職業小説家, 脚本家
言語日本語
国籍日本
最終学歴早稲田大学第一文学部中退
活動期間1996年 -
ジャンルライトノベルサイエンス・フィクションファンタジー歴史小説
代表作『マルドゥック・スクランブル』(2003年 - )『天地明察』(2009
主な受賞歴スニーカー大賞金賞(1996年)日本SF大賞(2003年)吉川英治文学新
デビュー作『黒い季節』(1996年)
配偶者あり
子供2人
公式サイトtow_ubukataのコピー