あ・じゃ・ぱ!(上)
矢作 俊彦
昭和天皇崩御の式典が行われている京都の街中で、偶然、テレビカメラに映し出された一人の伝説の老人。「この男からインタヴューを取ってもらいたい」と上司から指示された人物は、新潟の山奥で四十年もゲリラ活動を展開してきた独立農民党党首・田中角栄その人だった。しかし、私の眼は、老人の側に寄り添う美しい女にくぎ付けになっていた。その女こそ…。来日したCNN特派記者が体験する壮烈奇怪な「昭和」の残照。
誕生 | (1950-07-18) 1950年7月18日(70歳)神奈川県横浜市 |
職業 | 小説家 |
国籍 | 日本 |
活動期間 | 1972年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『あ・じゃ・ぱん』(1997年)『ららら科學の子』(2003年) |
主な受賞歴 | 角川小説賞(1983年)ドゥマゴ文学賞(1998年)三島由紀夫賞(200 |
デビュー作 | 『抱きしめたい』 |