庭の山の木
庄野 潤三
田舎風のばらずしをこしらえるのに、ちょっと似ているー七十編に及ぶ随筆を一冊にまとめる工程を、著者はあとがきでそんなふうに表現した。家庭でのできごと、世相への思い、愛する文学作品、敬慕する作家たちーそれぞれの「具材」が渾然一体となり、著者のやわらかな視点、ゆるぎない文学観が浮かび上がる。充実期に書かれた随筆群を集成した、味わい深い一書。
誕生 | 1921年2月9日大阪府東成郡住吉村 |
死没 | (2009-09-21) 2009年9月21日(88歳没)神奈川県川崎市 |
墓地 | 長泉院(神奈川県南足柄市) |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 文学士 |
最終学歴 | 九州帝国大学法文学部東洋史学科 |
活動期間 | 1953年 - 2006年 |
ジャンル | 小説 |
文学活動 | 第三の新人 |
代表作 | 『プールサイド小景』(1955年)『静物』(1960年)『夕べの雲』(1 |
主な受賞歴 | 芥川龍之介賞(1955年)新潮社文学賞(1960年)読売文学賞(1966 |