明夫と良二
庄野 潤三
磊落な浪人生の兄と、気立ての優しい中学生の弟。男の子二人のおかしみに満ちたやりとりを見守る姉は、間もなく嫁いでゆく。自然に囲まれた丘の上の一軒家に暮らす作家一家の何気ない一瞬に焼き付けられた、はかなく移ろいゆく幸福なひとときー。人生の喜び、そしてあわれを透徹したまなざしでとらえた、名作『絵合せ』と対をなす家族小説の傑作。
誕生 | 1921年2月9日大阪府東成郡住吉村 |
死没 | (2009-09-21) 2009年9月21日(88歳没)神奈川県川崎市 |
墓地 | 長泉院(神奈川県南足柄市) |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 文学士 |
最終学歴 | 九州帝国大学法文学部東洋史学科 |
活動期間 | 1953年 - 2006年 |
ジャンル | 小説 |
文学活動 | 第三の新人 |
代表作 | 『プールサイド小景』(1955年)『静物』(1960年)『夕べの雲』(1 |
主な受賞歴 | 芥川龍之介賞(1955年)新潮社文学賞(1960年)読売文学賞(1966 |