蚤と爆弾
吉村 昭
北満州、ハルピン南方のその秘密の建物の内部では、おびただしい鼠や蚤が飼育され、ペスト菌やチフス菌、コレラ菌といった強烈な伝染病の細菌が培養されていた。俘虜を使い、人体実験もなされた大戦末期ー関東軍による細菌兵器開発の陰に匿された戦慄すべき事実と、その開発者の人間像を描く異色長篇小説。
誕生 | 1927年5月1日 東京府北豊島郡日暮里町(現在の東京都荒川区東日暮里) |
死没 | (2006-07-31) 2006年7月31日(79歳没) 東京都三鷹市 |
墓地 | 大野原霊苑(新潟県湯沢町) |
職業 | 作家 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 学習院大学中退[1] |
活動期間 | 1958年 – 2006年 |
ジャンル | 歴史小説・ノンフィクション |
主題 | 歴史・検証 |
代表作 | 『戦艦武蔵』(1966年)『ふぉん・しいほるとの娘』(1978年)『破獄 |
主な受賞歴 | 太宰治賞(1966年)菊池寛賞(1973年)文藝春秋読者賞(1973年) |
デビュー作 | 『密会』 |
パートナー | 津村節子 |
公式サイト | 吉村昭記念文学館 |