夏子の冒険
三島 由紀夫
芸術家志望の若者も、大学の助手も、社長の御曹司も、誰一人夏子を満足させるだけの情熱を持っていなかった。若者たちの退屈さに愛想をつかし、函館の修道院に入ると言い出した夏子。嘆き悲しむ家族を尻目に涼しい顔だったが、函館に向かう列車の中で見知らぬ青年・毅の目に情熱的な輝きを見つけ、一転、彼について行こうと決める。魅力的なわがまま娘が北海道に展開する、奇想天外な冒険物語!文字の読みやすい新装版で登場。
誕生 | 平岡 公威(ひらおか きみたけ)1925年1月14日 日本・東京府東京市 |
死没 | (1970-11-25) 1970年11月25日(45歳没) 日本・東京 |
墓地 | 日本・多磨霊園 |
職業 | 小説家、劇作家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 法学士 |
最終学歴 | 東京大学法学部法律学科卒業 |
活動期間 | 1941年 - 1970年 |
ジャンル | 小説、戯曲、評論、随筆 |
主題 | 古典美、日本の雅超越的な美意識、悲劇生と死、肉体と精神大和魂、文武両道 |
文学活動 | 日本浪曼派、第二次戦後派耽美派 |
代表作 | 『仮面の告白』(1949年)『潮騒』(1954年)『近代能楽集』(195 |
主な受賞歴 | 新潮社文学賞(1954年)岸田演劇賞(1955年)読売文学賞(1956年 |
デビュー作 | 『酸模――秋彦の幼き思ひ出』(1938年)『花ざかりの森』(1941年) |
配偶者 | 平岡瑤子 |
子供 | 平岡紀子、平岡威一郎 |
親族 | 松平乗尹(五世祖父)三好長済、永井尚志、松平頼位、橋一巴(高祖父)平岡太 |
サイン |