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宇野浩二書簡集

宇野浩二/増田周子

本書は、“文学の鬼”と称され、大正・昭和期に日本近代文学の第一線で活躍し、あざやかな個性を発揮した宇野浩二の全集未収録の312通に及ぶ書簡集である。斎藤茂吉をはじめ、広津和郎、江口渙、楢崎勤、織田作之助、尾崎一雄、中村光夫、小島政二郎、舟木重信、鍋井克之らの文学者や画家、松下英麿、田中秀吉、神屋敷民蔵、青山虎之助、森谷均、田中直樹らの出版編集者達宛宇野浩二書簡を収録する。
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宇野浩二/増田周子

宇野 浩二(うの こうじ、1891年(明治24年)7月26日 - 1961年(昭和36年)9月21日)は、日本の小説家・作家。本名は、宇野格次郎。早稲田大学英文科中退。『蔵の中』『苦の世界』など、おかしみと哀感のある作品を独自の説語体で発表し、文壇に認められた。その後『山恋ひ』『子を貸し屋』などで作風の幅を広げた。一時精神に変調をきたすが、復活後は冷厳に現実を見つめる簡素で写実的な作風に転じ、『枯木のある風景』『器用貧乏』『思ひ川』などを発表。他に松川事件の被告を弁護した『世にも不思議な物語』などがある。 福岡県福岡市南湊町(現在の福岡市中央区荒戸一丁目)に生まれる。
誕生1891年7月26日福岡県福岡市南湊町
死没(1961-09-21) 1961年9月21日(70歳没)
職業小説家
最終学歴早稲田大学英文科中退
代表作『蔵の中』(1919年)『苦の世界』(1919-21年)『子を貸し屋』(