cover

これはペンです

円城塔

叔父は文字だ。文字通り。文章自動生成プログラムの開発で莫大な富を得たらしい叔父から、大学生の姪に次々届く不思議な手紙。それは肉筆だけでなく、文字を刻んだ磁石やタイプボール、DNA配列として現れたー。言葉とメッセージの根源に迫る表題作と、脳内の巨大仮想都市に人生を封じこめた父の肖像「良い夜を持っている」。科学と奇想、思想と情感が織りなす魅惑の物語。

円城塔

円城 塔(えんじょう とう、1972年9月15日 - )は、日本の小説家。男性。本名非公開。ペンネームは、複雑系の研究者である金子邦彦の書いた短篇小説「進物史観」に登場する物語生成プログラムの一つ「円城塔李久」に由来する。公式のローマ字表記はEnJoeToh。 == 来歴・人物 == 北海道札幌市出身。札幌市立啓明中学校、北海道札幌南高等学校を経て、東北大学理学部物理第二学科に入学。大学生時代はSF研究会(現・東北大学SF・推理小説研究会)に所属。
誕生(1972-09-15) 1972年9月15日(48歳)北海道札幌市
職業小説家
言語日本語
国籍日本
教育博士(学術)
最終学歴東京大学大学院総合文化研究科
活動期間2007年 -
ジャンルSF、前衛文学、ユーモア小説
代表作『Self-Reference ENGINE』(2007年)『これはペン
主な受賞歴文學界新人賞(2007年)野間文芸新人賞(2010年)早稲田大学坪内逍遙
デビュー作「オブ・ザ・ベースボール」(2007年)『Self-Reference
配偶者田辺青蛙
公式サイトself-reference.engine.sub.jp