ポケットマスターピース01 カフカ
フランツ・カフカ/多和田葉子
カフカの文学は、映像的であるという印象を与えながらも一つの映像に還元できないところに特色がある。『変身』のグレゴール・ザムザの姿も言語だけに可能なやり方で映像的なのであって、映像が先にあってそれを言語で説明しているわけではない。…読む度に違った映像が現れては消え、それが人によってそれぞれ違うところが面白いのである。この機会にぜひ新訳でカフカを再読して、頭の中の映画館を楽しんでほしい。
誕生 | (1960-03-23) 1960年3月23日(60歳) 日本東京都中野 |
職業 | 小説家詩人 |
言語 | 日本語・ドイツ語 |
国籍 | 日本 |
教育 | 博士(文学) |
最終学歴 | チューリヒ大学大学院博士課程修了 |
活動期間 | 1991年 - |
ジャンル | 小説詩 |
代表作 | 『犬婿入り』(1993年)『容疑者の夜行列車』(2002年)『雪の練習生 |
主な受賞歴 | 群像新人文学賞(1991年)芥川龍之介賞(1993年)シャミッソー賞(1 |
デビュー作 | 『かかとを失くして』(1991年) |