ナニカアル
桐野夏生
昭和十七年、林芙美子は偽装病院船で南方へ向かった。陸軍の嘱託として文章で戦意高揚に努めよ、という命を受けて、ようやく辿り着いたボルネオ島で、新聞記者・斎藤謙太郎と再会する。年下の愛人との逢瀬に心を熱くする芙美子。だが、ここは楽園などではなかったー。戦争に翻弄される女流作家の生を狂おしく描く、桐野夏生の新たな代表作。島清恋愛文学賞、読売文学賞受賞。
誕生 | 橋岡 まり子 (1951-10-07) 1951年10月7日(69歳)石 |
職業 | 小説家 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 成蹊大学法学部 |
活動期間 | 1984年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『顔に降りかかる雨』(1993年)『OUT』(1997年)『柔らかな頬』 |
主な受賞歴 | 江戸川乱歩賞(1993年)日本推理作家協会賞(1998年)直木三十五賞( |
デビュー作 | 『愛のゆくえ』(1984年) |