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桐野夏生
作家の鈴木タマキは、恋愛における抹殺をテーマに『淫』という小説を書こうとしていた。主人公は、妻と愛人との修羅の日々を描いた緑川未来男の私小説『無垢人』の愛人、○子である。○子は果たして実在の人物なのか、創作なのか。取材を進めるうちに、タマキは自身のかつての恋愛の狂乱を重ね合わせていく。小説の虚構が現実となり、そして現実を越えていく。人間の内側を深く抉る傑作長編。
誕生 | 橋岡 まり子 (1951-10-07) 1951年10月7日(69歳)石 |
職業 | 小説家 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 成蹊大学法学部 |
活動期間 | 1984年 - |
ジャンル | 小説 |
代表作 | 『顔に降りかかる雨』(1993年)『OUT』(1997年)『柔らかな頬』 |
主な受賞歴 | 江戸川乱歩賞(1993年)日本推理作家協会賞(1998年)直木三十五賞( |
デビュー作 | 『愛のゆくえ』(1984年) |