そして私は一人になった
山本文緒
ずっと一人になってみたかった。あんなに結婚したかったのに、離婚したら、自由になった。一人で生活するのは淋しい。その淋しさが嬉しいこともある。誰とも口をきかず一日中本を読んだり、ぼんやり日に当たったり、淋しさに耐えかねて友人に電話をしたり。32歳の著者が、経験する初めての一人暮らし。何もかもが自由なのに、ときどき不安になってすこーんと落ちてしまう、日々の揺れを細やかに綴った、日記エッセイ。
誕生 | (1962-11-13) 1962年11月13日(57歳) 神奈川県横浜 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 神奈川大学経済学部卒業 |
ジャンル | 少女小説 |
代表作 | 『恋愛中毒』(1999年)『プラナリア』(2001年) |
デビュー作 | 『プレミアム・プールの日々』(1987年) |