兵隊たちの陸軍史
伊藤 桂一
日本の兵隊は建軍から八月十五日まで、いかに戦ってきたのか。生身の兵隊たちのことを、私たちは知らないー。巨大な軍隊組織の中で、ただ一個の兵士だった祖父や曾祖父たち。その率直な生活感情、極限状況での思いとは。終戦の日、「軍隊はほろぶにしても、かつてお前が兵隊であった、という事実の歴史はほろぶことがないだろう」と自らに言い聞かせた著者が、知られざる兵隊の心情を後世に伝える稀有な一冊。
誕生 | 1917年8月23日 日本・三重県三重郡神前村(現四日市市) |
死没 | (2016-10-29) 2016年10月29日(99歳没) |
職業 | 小説家、詩人 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 旧制世田谷中学 |
活動期間 | 1948年 - 2016年 |
ジャンル | 戦場小説、時代小説、身辺小説 |
代表作 | 『螢の河』(1962年)『静かなノモンハン』(1983年) |
主な受賞歴 | 千葉亀雄賞(1952年)直木賞(1962年)芸術選奨文部大臣賞、吉川英治 |
デビュー作 | 『晩青』(1949年) |