芙蓉の人
新田 次郎
時は明治28年である。正確な天気予報をするためには、どうしても富士山頂に恒久的な気象観測所を設けなければならない。そのために野中到は命を賭けて、冬の富士山に登り、観測小屋に篭った。一人での観測は無理だという判断と夫への愛情から、妻・千代子は後を追って富士山頂に登る。明治女性の感動的な物語がここにある。
誕生 | 1912年6月6日 長野県諏訪郡上諏訪町(現:諏訪市) |
死没 | (1980-02-15) 1980年2月15日(67歳没) 東京都武蔵野 |
墓地 | 正願寺(長野県諏訪市) |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 無線電信講習所本科修了電機学校卒業 |
代表作 | 『強力伝』(1955年)『孤高の人』(1969年)『八甲田山死の彷徨』( |
主な受賞歴 | 直木三十五賞(1956年)吉川英治文学賞(1974年)紫綬褒章(1979 |
配偶者 | 藤原てい(妻) |
子供 | 藤原正彦(次男) |
親族 | 藤原咲平(伯父) |