槍ヶ岳開山
新田 次郎
文化10年、富山の百姓一揆にまきこまれ、過って妻のおはまを刺殺してしまった岩松は、国を捨てて出家した。罪の償いに厳しい修行をみずから求めた彼を絶え間なく襲うのは、おはまへの未練と煩悩であった。妻殺しの呵責に苦しみつつ、未踏の岩峰・槍ヶ岳初登攀に成功した修行僧・播隆の生きざまを雄渾に描く、長篇伝記小説。
誕生 | 1912年6月6日 長野県諏訪郡上諏訪町(現:諏訪市) |
死没 | (1980-02-15) 1980年2月15日(67歳没) 東京都武蔵野 |
墓地 | 正願寺(長野県諏訪市) |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 無線電信講習所本科修了電機学校卒業 |
代表作 | 『強力伝』(1955年)『孤高の人』(1969年)『八甲田山死の彷徨』( |
主な受賞歴 | 直木三十五賞(1956年)吉川英治文学賞(1974年)紫綬褒章(1979 |
配偶者 | 藤原てい(妻) |
子供 | 藤原正彦(次男) |
親族 | 藤原咲平(伯父) |