「般若心経」を読む
水上 勉
人はなぜ「生」に執着し「色」に執着するのか。幼少時代の誦読と棚経を回想、一休和尚や正眼国師(盤珪禅師)の訳や解釈を学び直し、人間の性を見つめ直す。色と欲に煩悶した日々を顧み、生き身のありがたさ、女性は弥勒菩薩など独自の境地に辿り着く。愚かさを見すえ、人間の真実に迫る。水上版「色即是空」。
誕生 | 1919年3月8日 福井県大飯郡本郷村(現:おおい町) |
死没 | (2004-09-08) 2004年9月8日(85歳没) 長野県東御市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 立命館大学国文科中退 |
活動期間 | 1947年 - 2004年 |
代表作 | 『雁の寺』(1961年)『五番町夕霧楼』(1963年)『越前竹人形』(1 |
主な受賞歴 | 日本探偵作家クラブ賞(1961年)直木三十五賞(1961年)菊池寛賞(1 |