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魔術はささやく

宮部 みゆき

それぞれは社会面のありふれた記事だった。一人めはマンションの屋上から飛び降りた。二人めは地下鉄に飛び込んだ。そして三人めはタクシーの前に。何人たりとも相互の関連など想像し得べくもなく仕組まれた三つの死。さらに魔の手は四人めに伸びていた…。だが、逮捕されたタクシー運転手の甥、守は知らず知らず事件の真相に迫っていたのだった。日本推理サスペンス大賞受賞作。

宮部 みゆき

宮部 みゆき(みやべ みゆき、1960年12月23日 -)は、日本の小説家。東京都江東区生まれ。日本推理作家協会会員。日本SF作家クラブ会員。雑誌幻影城ファンクラブ「怪の会」元会員。 OL、法律事務所、東京ガス集金課勤務の後、小説家になる。1987年、「我らが隣人の犯罪」でデビューする。以後、『龍は眠る』(日本推理作家協会賞受賞)『火車』(山本周五郎賞受賞)『理由』(直木賞受賞)『模倣犯』(毎日出版文化賞特別賞受賞)などのミステリー小説や、『本所深川ふしぎ草紙』(吉川英治文学新人賞受賞)『ぼんくら』などの時代小説で人気作家となる。
誕生(1960-12-23) 1960年12月23日(59歳) 日本 東京都
職業推理作家・小説家
国籍日本
活動期間1987年 -
ジャンル推理小説・時代小説・ファンタジー
代表作『龍は眠る』(1991年)『火車』(1992年)『理由』(1998年)『
主な受賞歴オール讀物推理小説新人賞(1987年)日本推理サスペンス大賞(1989年
デビュー作「我らが隣人の犯罪」(1987年)
公式サイトhttp://www.osawa-office.co.jp/write/