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珍妃の井戸

浅田 次郎

列強諸国に蹂躙され荒廃した清朝最末期の北京。その混乱のさなか、紫禁城の奥深くでひとりの妃が無残に命を奪われた。皇帝の寵愛を一身に受けた美しい妃は、何故、誰に殺されたのか?犯人探しに乗り出した日英独露の高官が知った、あまりにも切ない真相とはー。『蒼穹の昴』に続く感動の中国宮廷ロマン。

浅田 次郎

浅田 次郎(あさだ じろう、1951年(昭和26年)12月13日 - 、本名・岩戸康次郎)は、日本の小説家。血液型はA型。日本ペンクラブ元会長。2013年現在、直木賞、柴田錬三郎賞、山本周五郎賞選考委員。 中央大学杉並高等学校卒業。陸上自衛隊に入隊、除隊後はアパレル業界など様々な職につきながら投稿生活を続け、1991年、『とられてたまるか!』でデビュー。悪漢小説作品を経て、『地下鉄に乗って』で吉川英治文学新人賞、『鉄道員』で直木賞を受賞。時代小説の他に『蒼穹の昴』、『中原の虹』などの清朝末期の歴史小説も含め、映画化、テレビ化された作品も多い。
誕生岩戸 康次郎(いわと こうじろう) (1951-12-13) 1951年
職業小説家
国籍日本
活動期間1991年 -
ジャンル時代小説・大衆小説
代表作『蒼穹の昴』(1996年)『鉄道員(ぽっぽや)』(1997年)『壬生義士
主な受賞歴吉川英治文学新人賞(1995年)日本冒険小説協会大賞特別賞(1997年)
デビュー作『とられてたまるか!』