チョコリエッタ
大島 真寿美
進路調査に「犬になりたい」と書いて呼び出しをくらった知世子。彼女が幼稚園年長組の夏休み、家族旅行の道中で事故に遭い、母は帰らぬ人となった。「死にたい」「殺されたい」、からっぽの心に苛立ちだけがつのる高校2年生の夏、映画研究会OBである正岡の強引な誘いで、彼が構えるカメラの前に立つことに。レンズの向こう側へあふれるモノローグが、こわばった心を解き放つ。ゆるやかに快復する少女を描いた珠玉の青春小説。
誕生 | (1962-09-19) 1962年9月19日(58歳) 愛知県名古屋市 |
職業 | 小説家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 南山短期大学人間関係科 |
活動期間 | 1992年 - 現在 |
主な受賞歴 | 第74回文學界新人賞第161回直木三十五賞 |
デビュー作 | 『宙の家』 |