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鉄の骨

池井戸 潤

中堅ゼネコン・一松組の若手、富島平太が異動した先は“談合課”と揶揄される、大口公共事業の受注部署だった。今度の地下鉄工事を取らないと、ウチが傾くー技術力を武器に真正面から入札に挑もうとする平太らの前に「談合」の壁が。組織に殉じるか、正義を信じるか。吉川英治文学新人賞に輝いた白熱の人間ドラマ。

池井戸 潤

池井戸 潤(いけいど じゅん、1963年6月16日 - )は、日本の小説家。岐阜県出身。 == 来歴 == === デビュー前 === 子どもの頃から、図書館にある国内外のミステリを読み漁る日々を送り、特に江戸川乱歩賞受賞作は必ず買って読むほどで、いつか自分で書きたいと作家を志すきっかけになった。 岐阜県立加茂高等学校、慶應義塾大学文学部および法学部卒業後、1988年に三菱銀行(当時)に入行。1995年、32歳の時に同行を退職し、コンサルタント業のかたわら、ビジネス書の執筆や税理士・会計士向けのソフトの監修をしていた。ビジネス書の執筆業は順調だったが、テーマが限られていることから将来に不安を感じ始め、夢だった江戸川乱歩賞を目指し始める。 === デビュー後 === 最終選考での1度の落選を経て、1998年、『果つる底なき』で第44回江戸川乱歩賞を受賞、作家デビュー。 2010年、『鉄の骨』で第31回吉川英治文学新人賞を受賞。
誕生(1963-06-16) 1963年6月16日(57歳)[1] 日本・岐
職業小説家
国籍日本
活動期間1998年 -
ジャンルエンタテインメント、ミステリー
代表作『半沢直樹シリーズ』(2004年-)『空飛ぶタイヤ』(2006年)『下町
主な受賞歴江戸川乱歩賞(1998年)吉川英治文学新人賞(2010年)直木三十五賞(
デビュー作『果つる底なき』(1998年)