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光媒の花

道尾秀介

一匹の白い蝶がそっと見守るのは、光と影に満ちた人間の世界ー。認知症の母とひっそり暮らす男の、遠い夏の秘密。幼い兄妹が、小さな手で犯した闇夜の罪。心通わせた少女のため、少年が口にした淡い約束…。心の奥に押し込めた、冷たい哀しみの風景を、やがて暖かな光が包み込んでいく。すべてが繋がり合うような、儚くも美しい世界を描いた全6章の連作群像劇。第23回山本周五郎賞受賞作。

道尾秀介

道尾 秀介(みちお しゅうすけ、1975年5月19日 -)は日本の小説家・推理作家・歌手。兵庫県芦屋市生まれ、後に千葉県、東京都北区へ引越し、現在は茨城県在住。血液型はO型。 玉川大学農学部卒業。道尾はペンネームで、都筑道夫に由来する。秀介は本名である。 == 経歴 == === 作家デビュー前 === 17歳のときに、当時交際していた女性の影響で小説を読み始める。当時は太宰治と川端康成を好んで読んでいた。
誕生(1975-05-19) 1975年5月19日(45歳)[1][2] 日
職業小説家、推理作家
言語日本語
国籍日本
教育学士
最終学歴玉川大学農学部卒業
活動期間2004年 -
ジャンル推理小説
代表作『向日葵の咲かない夏』(2005年)『カラスの親指』(2008年)『月と
主な受賞歴ホラーサスペンス大賞特別賞(2004年)本格ミステリ大賞(2007年)日
デビュー作『背の眼』(2004年)