遠いアメリカ
常盤 新平
戦後十年、日本人はまだ貧しい生活を送りながら大国アメリカの豊かな物質文化や娯楽産業に憧れをいだいていた。クリーネックス・ティシューや雑誌「ヴォーグ」、そしてハリウッド映画。そんな時代に、二十代半ばの青年重吉と演劇に没頭している椙枝は二人で愛をはぐくんでいた。一向に見えない自分たちの将来に悪戦苦闘しながらも愛と希望だけを頼りに生きる、往時の若者たちが瑞々しく描かれる。全4編からなる第96回直木賞受賞作。1955年、夢のアメリカに恋い焦がれた若者たちの青春群像小説。
誕生 | (1931-03-01) 1931年3月1日岩手県 |
死没 | (2013-01-22) 2013年1月22日(81歳没)東京都 |
職業 | 小説家、翻訳家 |
言語 | 日本語 |
国籍 | 日本 |
最終学歴 | 早稲田大学大学院 |
活動期間 | (創作、エッセイ)1960年代 - 2013年(翻訳)1950年代 - |
ジャンル | 小説、翻訳、エッセイ |
代表作 | 『遠いアメリカ』(1986年) |
主な受賞歴 | 直木三十五賞(1987年) |
配偶者 | あり |