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アブサン物語

村松友視

我が人生の伴侶、愛猫アブサンに捧ぐー。21歳という長寿をまっとうし、大往生をとげたアブサンとの“ペット”を超えた交わりを、ユーモアと哀感をこめて描く感動の書き下ろしエッセイ。

村松友視

村松 友視(むらまつ ともみ、1940年4月10日 - )は日本の作家、元編集者、エッセイスト。 == 来歴 == 東京市渋谷区千駄ヶ谷で生まれ、4歳から静岡県富士宮市、周智郡森町で、終戦後は清水市(現・静岡市清水区)で育つ。祖父は作家の村松梢風。父・村松友吾は中央公論社の編集者。母も中央公論社に勤務。父方のおじに脚本家の村松道平、教育評論家の村松喬、中国文学者の村松暎(慶應義塾大学文学部教授)がいる。 父・友吾は中央公論社を退社した後、妻とともに上海に移住し「上海毎日新聞」の記者となっていたが、友視の生まれる前に腸チフスで他界。祖父梢風は若い未亡人の将来を案じて再婚を薦め、生まれた友視を梢風自身の五男として入籍する。